年間600本以上の手組ホイールを作るホイールのスペシャリストPAXPROJECTの競輪ホイール
タイヤについて

タイヤについて

ノウハウ

実はタイヤに関しては非常に難しい部分でまだ考えがまとまっていない状態になります。
まず自転車屋さんがタイヤを販売する場合に関しては実は定価で22000円が販売額になってしまうのです。
(自転車屋さんの仕入れ値ですら13000円を超えてしまうのです。)

これが競輪場売店で購入するタイヤに関しては、
補助金などが入って自転車屋さんの仕入れ値よりも安いケースも多くあります。
そして選手間でタイヤのやり取り等がある事も多くあると思います。

またこのタイヤの当たり外れが正直激しいのも事実です。
(正直ヒドイ物はどうにもなりません。)

この持ち込みタイヤの保管状態がヒドイ物も多くあるのが事実だったりします。
(車の中で夏場で放置するだとひどくなる傾向が多くあると思います。)

しかし選手の目線から見たらホイールに貼られたタイヤがボコついているのであれば、
それはタイヤの外れではなく、タイヤの保管方法が悪いわけでもなく、貼った人が悪い
っと思いたくなってしまうようでクレームを頂く事が過去にありました。

選手は手持ちのタイヤ(補助金割引)を出来れば持ち込みたい。
PAXでは手持ちタイヤに関してはリスクが多い。

もしこれがPAX販売のタイヤであればリムの保険代金のような仕組みで外れタイヤを外す事が出来るのですが、
持ち込みタイヤの場合はそういう工夫が出来ないので持ち込まれた(外れかもしれない)タイヤを貼るしかないのです。

まずここまではこのタイヤ持ち込みに関わる悩みどころになります。

一部の選手においては常にタイヤをストック(SSの選手は6本~10本程度)を預かっておき、
常に2~4本タイヤを常に伸ばしておくと言う事もやっています。
常に伸ばしておく事でクセを取りつつも外れタイヤを除外すると言う事を行っています。
またそのタイヤが外れだった場合にも別のタイヤにすると言う事で外れタイヤを除外すると言う事が可能です。

それでもタイヤの外れをなかった事に出来るような技術ではありませんので、
タイヤの貼り付けに関わるクレームは受け付ける事が出来ないと言う事が現状になります。

なので選手によっては前検日に競輪場でタイヤを貼って翌日から使う選手。
またはお世話になっている自転車屋さんがあればそちらの自転車屋さんへ直送。
など現時点では出来る限り柔軟に対応はさせていただいております。

本当なら持ち込みタイヤもバッチリに貼れる事が出来ればいいのですが、
タイヤに関しては現状でこのような形となっております。
この部分に関しては技術力不足を大変申し訳ございません。
(ハブはある程度不良をハッキリと数字で提示する事が出来るので持ち込みでも大歓迎なのですが。)